しかもロイヤルなんか飲まんし…
どうも、ミカエルです。
そして迎えた渡航当日。時間通りにリオが空港に来るのか、この日までのすり込みの成果を試される時が訪れる。
本日もよろしくお願いします。 押忍!
関空と飛び立ってから約4時間、飛行機は予定通りに今年初のフィリピンに到着。
降り立ったのは、ターミナル1。
空港に到着すると、リオから「〇〇で待ってるから!」的なメッセージが届いていないか、フィリピン用スマホの電源を入れ、早速チェックする。。。
今の所、まだメッセージは届いていなかった。
いつもの如く、イミグレは若干混雑していたものの、無事に通過して預け荷物のターンテーブルに到着。
空港での待ち合わせの場合、僕はここに到着すると、待ち合わせのフィリピーナに電話をかけるのがいつものルーティン。
1ヶ月に渡るフィリピーナへの時間厳守のすり込み効果が試される時が来た。
いつものルーティンに沿って、リオに電話をかけるとリオは直ぐに電話に出た。
スポンサーリンク
リオには「コイツ、メッセージのたびに17時、17時って。。。分かってる言うねん!」と思われるのを覚悟で、あれだけすり込んだ17時の意図は全く伝わっておらず、念密に行ったはずのすり込みは、ただただしつこいおっさんという体に終わった。
だが、言うて今さらどうしようもない、とりあえずリオには「着いたら電話して」と伝え、電話を切った。
リオの家はタギッグだと聞いていたので、「タギッグからなら、今向かってるって言うてるし、ちょっと待ったら直ぐ来るか。」と気持ちを切り替えつつ荷物を引き上げ、下のウェイティングエリアへと向かう。
下にウェイティングエリアに降りると、僕が真っ先に向かったのはスモーキングエリア。
タバコを吸いながら、「そろそろ、電話かかってくるかな?」と考えていたが、まだ電話は鳴らなかった。
タバコを吸い終え、人でごったがえすウェイティングエリアに戻る。
と自分に言い聞かせながら、待つこと15分。。。
とりあえず、もう一度タバコを吸いにスモーキングエリアに向かう。
「リオ、もう直ぐ到着」の予感をビンっビンに感じながら、真っ黒のスマホの画面を見つめること5分。。。まだ電話は鳴らなかった。
…
…
…
今一度、人でごったがえすウェイティングエリアに戻る。
と更に自分に言い聞かせながら、さらに待つこと15分。。。
スポンサーリンク
とりあえず、リオに電話をかけてみると、またもや電話にはすぐに出た。
既にウェイティングエリアに降りて来てから40分、ターンテーブルで最初に電話をかけた時から考えると50分位は経過していた。
秘技「小っこい、元気のない声で対応」をリオに浴びせながら、とりあえず電話を切った。
スポンサーリンク
さすがに疲れと喉も渇いて来たため、ウェイティングエリアにあるDuty freeに入って水を探すも、水はおいておらず、仕方なく、再度スモーキングエリアへ吸いたくもないタバコに吸いに向かう。
タバコを吸っていると、近くを通る度にずっと目があっていた、空港の職員の制服を着たフィリピーノが話しかけてきてくれた。
何と言っているか全ては聞き取れなかったが、「何でずっとここで待ってるねん?」的な事を聞いているので、現状を説明すると「ニヤッ」として少し満足げな表情を浮かべている。。。
空気を読み間違っている、この空港職員のおっさんに「ウェイティングエリアのフェンスの向こうに見える売店で、水買いたいねんけどいける?」と聞くと、「OK」と言って、一緒について来てくれ、フェンスの前にいたセキュリティーに話をしてくれて、セキュリティーがフェンスを開けてくれた。
とりあえず、フェンスの外の売店で水を買い、再びフェンスを開けてもらって、空港の施設内の敷地に戻ると、空港職員のおっさんは「俺が電話して何処にいてるか聞いたるから、電話を貸せ」と言い、リオに電話で何処にいるのかを確認してくれた。
と、ドヤ顔を浮かべながら、僕に伝えてくれた。
キリッとええ顔を浮かべながら伝えてくれた内容は若干の残念感があったものの、実際はわざわざそこまでしてくれたことに対する感謝しかなかった。
とりあえず、こんな場合でもチップ100ペソとかで大丈夫なん?と思いながら100ペソを渡そうとすると…
一瞬100ペソでは不満でおかわり欲してるん?とも考えたが、おっさんは100ペソさえ受け取ろうとしなかった。
ものすごっつ、ええやつやん、このおっさん!
まさかの「チップなんか要らない宣言」に、逆にこっちが驚かされながら、おっさんに感謝の気持ちを伝えた。
さらにおっさんは、「こっち来いよっ!」とウェイティングエリアの端にある、職員が座っているベンチのスペースに案内してくれ、そこに集まって来た、他の空港職員にも囲まれつつ、リオが到着するまでの相手をしてくれた。
そうこうしながら、30分程してようやく僕の携帯が鳴った。
という僕の中で込み上げて来る疑いは、ほぼ確、正解だろう。
でも、そのおかげでこのおっさん達とも仲良くなれ、ハートウォーミングな気持ちに慣れたのも間違いない。
スポンサーリンク
フェンスの外にいるリオを、このおっさんと一緒に迎えに行き、フェンスを開けてリオを空港内の敷地に入れてもらい、空港での所要待ち時間、約2時間ようやくリオとの再会を果たすことができた。
まだ、明るかった空は、既に薄暗くなっていた。()´д`()ゲッソリ・・・
リオと共にこのおっさんに感謝を伝え、最期に再度チップを渡そうと試みるも、またしてもおっさんは
と受け取らず、僕たちがタクシーに乗るのを見送ってもらいながら、新年最初のフィリピン滞在がスタート。
続きは次回。
TEAMあわよくばの本日の記事をお読みいただき、ありがとうございました。