されるようになった男、どうもミカエルです。
きな臭い内容ではあったものの、いったん3ヶ月間と期間を区切り、サポートする事を約束する。
本日もよろしくお願いします。 押忍!
6月に入り、次の渡航も近づいてきた。
サニーから不意に届いたメッセージは、内容が内容だけに無視は出来なかった。
ほぼ確、嘘だろうというのは思っているものの、今回の旅で、確認に会いに行けば一番、手っ取り早いのかも知れない。
だが、今さら何でそんな嘘で金を引っ張りたいん?とイラッとする気持ちと、会おうと言った所で、おそらくなんだかんだ理由をつけて、会うことからは逃げるだろうとも思っていた。
いずれにせよ、最終的にどの様にサニーが着地させたいのか、この時点では分からないが、サニーに伝えた8月の渡航で彼女と、このことの話をしようと伝えていた。
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いよいよ渡航当日。
今回の渡航は久々にセブパシの深夜着便。まさかのサニーに空港に置いてけぼりを喰らった前回以来の深夜着便の渡航だ。
空港に向かうのは、夕方だったが、昼からジョイとメッセージのやり取りをしていると、こんな内容のメッセージが送られてきた。
そらそうでしょ、いきなり家族全員で来るって。。。とすぐさま僕の心が反応する。
なるべく、それは回避できるようにジョイとメッセージを続けたものの、最終的にジョイの父親が「深夜に1人でジョイが空港に待っていることも、危ないし迎えに行く」と言っていると言われ、
声の大きさにすれば、これ位の大きさでしかなかってであろう、YESを言う以外の選択肢は用意されていなかった。
出発前から、若干、重たい気持ちを感じならが、フィリピンに向かうことになった。
飛行機は前回とは違い、定刻通りにマニラに到着し、ジョイに電話をかけると建物の外で待っているとのことだった。
T3の外に出て、ジョイと再会し、家族の待つ駐車場に歩いて行くと、そこには
ジョイの父親、母親、妹、そしてドライバーとして家族ではないフィリピーノが待っていた。
今なら、このドライバーとかは、もしかして、「ジョイの彼氏か旦那?」と疑う気持ちが、沸いていただろうが、この当時は、初心者ならではの全てに対して余り疑う気持ちは持っていなかった。(実際、真実がどうだったかは今も知らない。)
ジョイの家族と挨拶を交し、とりあえず食事に行こうという流れになり、何を食べたいと聞くと、せっかくなので日本食レストランという事になった。
ただ、時間も時間だ。既に1時近くになっている。
父親とドライバーのフィリピーノで何やら話をした後、車に乗せられた。
だが、言うてジョイ以外は初めて会う、フィリピン人だ。
ジョイへの信頼はあるものの、念の為、バンのスライドドアの真横の席に陣取り、最悪荷物は捨てて猛ダッシュできる準備だけは整えていた。
だが、その心配は空想に終わり、到着したのは、深夜営業している日本食レストランだった。
2階にある、KTVの店の前を通って店に入ったのだが、ジョイの父親は、そのKTV嬢を見て、盛んに何か僕に話し掛けてきている。
ジョイ達は笑いながら、父親と何か会話を交していたが、
と、思いながら、父親が、何を言っているのかも分からなかったので、全力で無視して店に入る。
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後に自分がマラテに来るようになって、繋がったことだが、この日本食レストランは今になって考えると「串まさ」だった。
ジョイの家族は当然ながら、お箸は使えず、スプーンを駆使して食べていたが、父親だけはスプーンさえ使わず、恐らくまあまあ熱いであろう鉄板料理も素手で食べていた。
「オモロイけどヤバいな、ジョイのおとん!」と少し思いつつも、食事を終え、僕とジョイはホテルに送り届けてもらう。
今回は、いつもと同じシティーオブドリームスではあるものの、初めてNOBUを取っていた。
だが、ホテルの前に着くと、ジョイの家族があれっ?と言う行動を起こし出した。
ドライバーのフィリピーノにホテルの前に待つように言って、「よっしゃ、着いたで!降りよかっ!」という雰囲気を醸し出している。。。
ジョイに「何で家族降りるん?」と聞くと、「どんな部屋なのか、見たい」とのことだった。
「あぁ。」安堵の表情を浮かべていたことは確実だが、ジョイに気付かれぬよう、必死に顔面を作り直し、僕たちは部屋にむかった。
部屋に向かい歩いている途中、ジョイの父親に迎えに来てもらったお礼と車代の意味を込めて、両替を終えていない今の手持ちの1,000ペソの全てであった、4,000ペソをこっそり渡すと、父親が意外なリアクションをおこす。
…
…
…
ジョイにバレない様にジョイの背中に手を隠しながら、もう1,000ペソ、もう1,000ペソと人指し指をあげて、ものすごっつ、おねだりしている。。。笑
仕方なく、カジノの両替所に父親を連れて行き、1万円の両替で出た1,000ペソ全てを手渡し、7,000ペソを握りしめてたおとんは、最高の笑顔を僕に向けて放った。
納得した父親と一緒に部屋に戻ると、ジョイと母親と妹で行われていた写真の撮影会は終わり、ジョイの家族は帰って行った。
初日こそ、こんな“ある意味トラブル”があったものの、その後はいつも通りの安定の時間を過ごすことは出来た。
よくフィリピーナの家族にお金を無心されるという話を聞くが、まさにこんな感じのことが、エスカレートして行くのだろうと思わされる出来事だった。
そして実際、この後、日本に帰ってからジョイとのやり取りで感じ始める、ジョイの父親への不信感、そして、まだ解決していない、サニーのできちゃった問題のこともあり、ジョイ自身には、まったく嫌な思いもなく、むしろ感謝しかなかったものの、結果として、ジョイとフィリピンで過ごすのは、これが最後となった。
続きは次回。
TEAMあわよくばの本日の記事をお読みいただき、ありがとうございました。