ボラカイへの出発の時点で何かにつけ怒りん坊で、危うい雰囲気を醸し出していたしげる氏。
案の定、ボラカイ滞在初日からソクソクを巡りテシとの激しい攻防を繰り広げ、ほぼレ○プ犯として僕と、クリスタルと、テシの記憶に刻まれる。
その後テシが再び乳をしげる氏に提供したことから、途中は何とか持ち直したものの、最後の最後でテシの長電話を巡り、再びしげる氏の怒りが爆発し、それ以来、テシはしげる氏と一言も言葉を交わさないままマニラに戻る日を迎え、まずはホテルをチェックアウトする。
部屋を出る前にしげる氏に一応「今からチェックアウトします」との連絡を入れ、ロビーへと向かった。
まだしげる氏とテシは到着しておらず、先に僕はチェックアウトを済ませた。
チェックアウトを済ませ、ソファーでしばらく待っていると、しげる氏とテシもロビーへと現れる。
その空気感は聞かなくとも分かるほど悪く、全く昨日の夜と同じままだ。
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そして僕たちと合流するなりしげる氏が、
コイツ、昨日から今まで一言も話さないんだよ。
ボラカイに連れて来て貰っておいて嫌になっちゃうよね、この態度。
もう、休んだ分の金もやんないっ!
と僕に向かい、アブセント分のペナルティーの補填はしない宣言をしてくる。
もちろんフルに日本語で話しているので、テシは意味を理解してはいないが、自分の事を何か言われているのは分かるのだろう、終始しげる氏を嫌な顔でみてる。
どちらにせよ、マニラに戻ればこの旅も終わる。
クリスタルとの旅行という事だけを考えれば悪くは無い旅だったが、いかんせんはしゃぎん坊のしげる氏の一つひとつのイベントがインパクトが強すぎて、不完全燃焼といえば不完全燃焼であるのも間違いない。
それもあり、既に来月は僕もクリスタルも行った事のない『セブ』に、しげる氏に絶対内緒で行く事を既に決めていた。
そうこうしながら、チェックアウトの時もまだはしゃぎん坊のしげる氏をなだめ、チェックアウトを促しホテルを後にする。
初日に「マニラへと帰る方法は自分で探せ」と散々脅され、昨日しげる氏の大目玉を喰らうまでは、何とかしげる氏との仲を取り繕っていたテシであった。
ただ、マニラへと無事に帰れる事がほぼ確定した今、もはやしげる氏と会話を交わすことはなく、常にクリスタルの横にへばりついている。
そのテシの態度を観てしげる氏はさらにカリカリしているが、お得意の声を荒げることはなく、港へと到着するとボートに乗ってカティクラン港へ。
ボートから降りると、すかさず荷物運びのチップフィリピーノ達が、しげる氏へと僕に近づいてきた。
すると、、、
ほんと、何も分かってないね、フィリピン人は!
…
イライラの捌け口がなかったしげる氏は、ここぞとばかりにこのフィリピーノ達に声を荒げる。
それはボラカイに来た日のボートで、子どもに声を荒げた時と全く同じ光景でデジャブの様だ。
だが、だれかれ構わず、他人を嫌な気分にさせていたしげる氏に、この後、この旅の思い出で、僕の記憶に今でも一番残る“天罰”が下される。
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そんな周りの人間だけでなく、見ず知らずの人間をも嫌な気分にして巻き込みながら、港からトライシクルに乗り、何とかカティクラン空港へと到着した僕たち。
ただ搭乗までまだ2時間近くあり、一旦、空港の前にあったマニラの街で見かける、現地人が利用する様な雰囲気のレストランへと入り、時間を潰す。
テシにもはや口も聞いてもらえないしげる氏のべしゃりの標的は、僕とクリスタルになり、それはそれで結構大変である。
だが、何とか最後の気力を振り絞りしげる氏の相手をしながら、1時間ほどこの現地人レストランで過ごし、カティクラン空港の中へと入った。
帰りの便はAir Asiaだったので、Air Asiaのカウンターでチケットを受けとりながら、デカいキャリーをもって来ていた僕だけ、預け荷物を預ける。
しげる氏もキャリーはあったものの、機内持ち込みできるサイズのキャリーで預けなかった。
通常であればそれはそれでいいと思うが、今回に限ってはこの判断が、空港職員、しげる氏の後ろのラインにいた人を巻き込んでの、「Oh!」、「Wow!」、「No Way!」祭りを引き起こすきっかけとなる。
チケットを受け取った僕たちは、僕、クリスタル、テシ、しげる氏の順で進みながら、搭乗の待合の手前にあった最後の手荷物チェックゲートを通過し、待合へと向かう。
とりあえずクリスタルと共にゲートを通過し、新しく待合内にできていたスターバックスへと歩いていく。
すぐにテシも僕たちに合流する。
だが、しげる氏が中々合流してこない。
「あれっ?」と思いながら入って来たゲートの方をみると、しげる氏がキャリーを開けられ、真剣な顔で職員と話をしている姿が見える。
そして、しげる氏の後ろでゲートの通過を待っていた欧米人のカップルの女性は、「えっ嘘?信じられない!」的な雰囲気で手で口を覆い、男の方はすんごいニヤニヤしている。。。
…
どんな状況??何がしげる氏に起こっているのか?ここからでは判断がつかない。
ただ、しげる氏と空港職員のやり取りを待つ、後ろ並んでいる人々は何やらざわざわしており、ざわざわが止まらない。
流石にクリスタルもテシも、「どうしたん?」と言いながら、3人でしげる氏タイーホの可能性を思いつつ、待っていた。
するとしばらくして、残念ながらタイーホされなかったしげる氏が、手荷物チェックのゲートを通過し、僕らへと合流する。
しげる氏は気まずい顔を僕をみながら、クリスタルとテシには、
と言いつつ、少し離れたところに位置して、僕を呼ぶ。
スーツケース開けられちゃってさぁ。
ただ、よくアダルトの電マで有名なフェアリーのコードレスぐらいを想像していた僕は、「別にそれぐらい、いいっすやん?」との気持ちが強い。
同じくマラテベテラン戦士のカズ氏などは、同じくマラテでテキーラモンスターとしてKTV嬢の間で知る人ぞ知るススム氏
と一緒に行くKTV、KTVで下したテキーラをストローで飲ませて、ベロンベロンにしながら、このコードレス フェアリーを持参してフィリピーナの万個に当て、イカせる、フかせるというゲスい遊びを、この当時は繰り返していることで有名だった。
それと比べればスーツケースの中に密ませているくらいなら、まだかわいいの範囲で済むし、もし使ってもテシの了解の元なら、何の問題もないだろう。
ただ、シンプルに疑問である、
としげる氏に聞いてみると、ようやく空港職員とのやり取り、あれだけ時間を要し、後ろの欧米人たちを驚愕させていた理由がわかった。
そういいつつ、スーツケースを開け、袋を取り出したかと思うと、中身を見せてきた。。。
…
…
…
あかん、あかん、あかんで、これはあかんで!!
フツーに、、、バイブやんけっ!
しかも何本持っとんねんっ!
“電マ”と可愛めに僕に説明した空港職員にチェックされた荷物の中身は、大人のデパート「エムズ」で今回の為に買い揃えたらしい、アダルトグッズの山が袋の中には入れられていた。
人並み以上に気合の入ったリアルなバイブ、日中外でも使おうとしてたんかいっ!と言いたくなるリモートローター、何の可愛らしさもない電マ、極めつけはどんなプレーしようとしててんっ?と言いたくなるアナルパールまで、装備している。
途中で止めて、そいつにだけ中身みせて「わかるだろ?」って言って乗り切ったけどね
だって後ろの外国人の女、ドン引きしてたもん。。。
そんなことを思いつつも、「まっ、しゃーないっすね、何もなくてよかったっすやん!」との言葉をかけるのが精いっぱいであった。
そんな空港にいる沢山の外国人の前で、大量のマニアックなアダルトグッズの所持をバラされ、辱めを受けるという“天罰”が、しげる氏には下りながら、この出来事で僕の中でのしげる氏への不満はチャラになり、大満足でマニラへと無事に到着し、今回のボラカイ旅行を終えることとなった。。。
…
と、思っていた。
続きは次回。
TEAMあわよくばの本日の記事をお読みいただき、ありがとうございました。
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こんばんは
シゲル氏のフィリピン人叩きは困りますよね・
そして検査場でバイブの山盛り・・・😓
いやはやボラカイツアーは最後までシゲル劇場でしたか。。
でも憎めないオッサンですよ。😆
鳩麦茶さん、なぜかフィリピン人にはめちゃくちゃ横柄なんですよね。
大人のおもちゃの山盛りにはマジで引いたんですが、アナルパールが入ってることに「どんなプレーしようとしとってん?」とガチドン引きしました😆
でも鳩麦茶さん、書かれている様に憎めない所があるんですよね😅
しげるの道具フルコースに漢気を感じました
自分もスケールのデカい漢になりたいです
知らんけどww
漢気も漢気、あんなフルセット持ち込んでるツーリスト何か見たこと無かったので、本当にピン世界はヤバいヤツ多いな!と、改めて人のふりして我がふり直せ!と心正されました😆
僕も、空港で、あの大衆の面前で、それを晒される様な事態を引き起こせる、持ってる漢ぶりにも憧れがあります😅