朝からのアイランドホッピングを終えビーチに戻り、遅めのランチを食べ終わるとしげる氏はLow Batteryを向かえる。
全員一緒に一旦ホテルへと戻り、各々の部屋へと戻ったものの、しげる氏が念願のカップイン説の真相は分からないまま部屋に戻ってきたことだけが、心残りである。
そんなことが心の片隅にありながらも、とりあえずシャワーと着替えを済ませた。
しげる氏達とは、18時にホテルのレストランで待ち合わせとなったので、まだ少し時間がある。
ここ3日間は朝から動いていたこともあり、バチクソに眠たい。
すかさずクリスタルと一緒に昼寝モードへと入り、フィリピン滞在中ならではの背徳感ゼロの昼からの爆睡をかまし、次に目が覚めたのは17時に合わしていたアラームの音だった。
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ここまではビーチリゾートならではのゆったりとした静かな時間の流れだったのだが、この後、しげる氏はこの旅最後の大爆発を起こすことになる。
約束していた18時に下のレストランへと到着すると、しげる氏は既にテーブルに座っていて、「ここ、ここっ!」的な感じで最大のアピールをしている。
そしてテーブルに着くと、
…
…
色々迷惑かけたし、そのお詫びも込めて♡
ゴメンね、スタッフに聞いたらこれしか無いんだって。
と言いながら、甘さが凄まじそうな“ショートケーキ”がテーブルには用意されていた。
ただそれでも正直、ケーキを準備してくれようとした気持ちと、一応、人に迷惑をかけたんだとの思いがあるんだという事には、ちょっと感動を覚えた瞬間でもあった。
「ありがとうございます」という感謝の言葉に、実際の所は「モノわいっ?」という気持ちを込めながら、しげるにお礼を言ってみたりもした。
ただ、テシの姿がない。
と聞いてみる。
するとこれが、しげる氏に火を付けるきっかけになった。
ほんと、フィリピン人はそういうマナーわかってないよね?
と言いながら、僕とクリスタルに話を振ってくる。
“自分のことは差し置いて、他人(特にフィリピン人)には、張さんばりの辛口”、、、これもまたマラテベテラン戦士界の参加資格の一つかも知れない。
そんな話をしたが故に気になりだしたしげる氏は、テシに電話をかけるが、シンプルに言うとしげる氏の電話には“シカト”である。
するとさらにしげる氏はイライラし始めた。
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少し話がそれるものの、しげる氏の気持ちも分からなくもない。
僕も、フィリピーナを含めた対異性で、最初は気にしていなかったことでも何かのきっかけで気になり電話をしてみると、その出なかったりした時に、イライラな気持ちがさらに積もることがある。
流石に僕自身は後々自分で恥ずかしくなるので鬼電は堪えるが、逆に、特にフィリピーナは出るまで鬼電が凄まじい時がある。
例えば僕のフィリピーナバカ嫁は、先日とある理由でフィリピーナ嫁との連絡を2日ほど疎かにし、鬼電をスルーしていると、僕がFacebookで繋がっているクレイジーマニラのちーちゃんさんのMessengerに対して、嫁自身は今までちーちゃんさんに何の認識もないにも関わらず、「あなたは内の旦那を知っていますか?」とコンタクトを取る、テロリストである。
不安、猜疑心、嫉妬、怒り、その時々で気持ちが入り交じるのは分かるが、最終的に理解できない行動に走るテロリストへと化していく人がいる。
特にフィリピーナはその傾向が強い様に個人的には感じる。
ただ今回はちーちゃんさんも、突然コンタクトを取ってきた内の嫁にFacebookで繋がっているにも関わらず僕のことを知らない体で話に乗っかり、
ち:あなたは旦那がいるの?
ち:バッドニュース。。。
…
ち:あなたの子どもは何人の子ども?
と、僕のフィリピーナ嫁に対して、僕の子どもじゃない説ささやかれるコトの真相を突き止めようとする、悪さを発揮していたが。。。
話を元に戻して、そんな心の動きをする人もいるのはわかる、が、今回はその逆verである。
“俺の電話には出てしかるべき”との謎の理屈で、怒りが膨れ上がって行くとの見て取る様に分かる。
歳の割には髪の毛はまだ比較的キープしているが、生え際が怒る前より3mmは後退し、真っ黒に焼いた肌はさらに赤黒くなっている。
そして、シンプルに鬼電魔と化したしげる氏ではあるが、テシもテシで「今からいくよ」ぐらい電話に出て言えばいいのに、一切、無視である。
たまらずしげる氏は、
と言いながら席を立ち、自分の部屋にテシを呼びに行った。
が、逆についさっきまで「何かゴメンネ」と、にこやかにケーキを準備されながら、目の前で今にも大噴火を起こしそうなしげる氏を見ながらテーブルに取り残された僕とクリスタルは、ドンびきでしかない。
そしてまあまあな時間が経ち、しげる氏がテシを連れてレストランの方へと戻って来る姿が見えた。
ただ、しげる氏が前を歩き、テシが不満そうに下を見ながらしげる氏の後ろをトボトボ歩いているその姿を見るに、
と言うのは、ほぼ確だろう。
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そして二人がテーブルにつくと、しげる氏が、
とテシに声を荒げながら言う。
テシは部屋でも相当何か言われたのだろう、下を向いて今にも涙が零れそうなほど涙が滲んでいる。
謝るも何もないから、早よ注文しましょ
そう言葉を返すことしか出来なかった。
すると、「ほらっ!ほらっ!」と赤黒鬼の顔で謝る様に煽るしげる氏にプレッシャーに負け、テシが号泣しだした。
つい20分程前まで、
色々迷惑かけたし、そのお詫びも込めて♡
ゴメンね、スタッフに聞いたらこれしか無いんだって。
との言葉を発していたしげる氏の姿はいまはなく、ただただ気まずい中で今回のボラカイ旅、そして、この年の僕の誕生日のディナーをすることになった。
そして、そもそもギリギリまでしげる氏とテシが一緒に来ることになってなかったボラカイ旅で、こんな感じになるなら、ボラカイに行くことをしげる氏に言わなければよかったとの後悔も沸いてくる。
結局、食事の時も、食事の後に向かったビーチ沿いのバーでも、しげる氏とテシはお互いには一言も会話をしない気まずい雰囲気のまま、ボラカイ最終日でいて誕生日の夜は更けて行き、マニラへと戻る日を向かえた。
続きは次回。
TEAMあわよくばの本日の記事をお読みいただき、ありがとうございました。
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ミカエルさん、こんばんは!
テシには悪いですが、そんなシゲルが堪らなく好きです(笑)
ボンさん、しげる氏の恐ろしいほどの思い込みが
数々のドラマをフィリピンの地で創出してくれたのは、
紛れもない事実なんです🤣