【67歳が選ぶフィリピーナへの対応】フィリピーナが部屋戻って来なかった翌朝、御年67歳の日本人の対応は“ばれちゃった、ヘテテ”【Chap7 100話】- ミカエルblog ep333

 

しげる氏が部屋へと戻り、クリスタル、テシと共に明日の朝はいかにしれっとしげる氏の部屋に向かうかの話をする。

と言うのもテシは現状、凄まじいバッタもん感を醸し出すキティーちゃんのパジャマでここに訪れており、明日の日中をこの姿でやり過ごすには相当な覚悟が必要とされる出で立ちである。

そう言った意味で明日以降テシがどの部屋で過ごすのかは分からないが、どちらにせよしげる氏の部屋にある自分の荷物の確保は必須。

とりあえず、明日の朝食前に全員でしげる氏を迎えに行って、何事もなかったかのように朝食会場のレストランへと向かう方向で話は決まり、おやすみタイムを迎える。

僕とクリスタルはベッドで、テシはソファーでと部屋に戻ってきた時のままのポジションで眠りにつくものの、クリスタルとベッドでチュっちゅするのが精一杯のまま眠りに就いた。

 

そして翌朝。

おやすみタイムを経て、もぐもぐタイムへと向かう前に予定通りしげる氏の部屋に3人で向かう。

一応起きてます？的な電話をしげる氏に入れ、朝食を食べに行くから迎えに行く体～のご機嫌とり、あわよくば超ご機嫌にアゲる為、今から部屋に行くことを伝えると、

…

朝一から機嫌をとるどころか逆に若干のヒキ気味の気持ちを覚えながら、しげる氏の部屋に付きブザーを鳴らす。

 

ドアを開けたしげる氏は開口一番パジャマ姿のテシに向かって、

と言い放ちながら、きのう無視の手本を僕たちに見せてくれたテシを睨み付けている。

爽やかなビーチリゾートの朝に醸し出す空気ではないことはもちろんの事、おじじが孫ほどのフィリピーナに向かい朝一に見せる顔面にしては、余りにブスでいて汚い顔面である。

たまらず、

と尋ねると、

若干ひょっと小口になりながら、クローゼットを開けてテシの荷物の無いことをアピールする。

とりあえず、ガチ目に部屋の中にテシの荷物は無いようである。

 

と聞くと、

話にならない訳の分からないことを言い出した。

とりあえずフロントに行って、「“落とし物”的なかつ“忘れ物”的な、はたまた“ゴミ”的な大量の荷物はございませんでしたか？」と確認するしかないと思い、廊下に出ると、、、

僕たちの歩いて来る際には視界に入らなかった反対側の通路の端の方にテシの持って行きいた旅行カバンとトートバック的な物が、“ここに隠されてますよ♡”的に置かれているのが見える。

恐らく、恐らくではあるが僕が「今から部屋迎えにいきます」的な電話をいれた後、しげる氏最後の抵抗で急遽嫌がらせの為にその場所に置いたと思われるテシの荷物。

ガチにパクられたらイケないと気遣ったのか、一応、目の届く範囲にはおかれているが、、、

67歳とは思えない、信じられない程の器の小ささを僕たちに見せつけながら、僕の視線からテシの荷物を見つけたことはしげる氏も気づいていそうだが、それには触れずシレッと乗り過ごそうとしている。

ここはそのしげる氏のシレッとに付き合うか、「あそこありますやんっ！」という小さな辱めを与えるかの二択が僕に迫られ、、、

と、辱めを与えることを迷わず選択。

 

すると、

ばれちゃった？テへへ的なかわいい系で乗り切ろうとするしげる氏だったが、いかんせん67歳だけに全くもって一切かわいくない。。。

ただ、ここで与えたしげる氏への辱めなど、最終日にカティクラン空港で起きたある出来事に比べると、何の辱めでもなかったことを後に知る事となる。

そんな中、テシの荷物を取りにいこうとするとしげる氏はテシに、

と言葉をかけるが、何となく罠臭くもある感じは拭えない言葉である。

2日連続レ○プ未遂騒ぎでワチャワチャするぐらいなら、そのままシンプルにテシが僕たちの部屋にいるものと割り切った方が気持ち的にストレスはないが、一応クリスタルは自分が理解している範囲でしげる氏の言ったことをテシにタガログで伝える。

流石にテシも昨日の今日で、「えっ何これ？罠？」的な迷いも若干あったが、最終的には、

しげる氏の言葉を受け入れた。

するとしげる氏はビーチリゾートで一人寂しく眠りに就く心配が無くなったからなのか、急に機嫌が急上昇してテシへのあたりがとてつもなくマイルドになる。

そして、まずはパジャマのテシを着替えさえ朝食会場に向かうと、“はい、これ食べ”、“はい これもとって来たったで”と彼氏風、、、いや、端から見る分には孫を世話する祖父風の優しさでテシに接するようになった。

そして、朝食を終えるとみんな水着に着替え、僕たちからすると2日目、しげる氏からすると実質半日遅れみたいなもので、しげる氏巻き返しのボラカイ旅が始まろうとしていた。

 

 

続きは次回。

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しげる氏とのボラカイ旅行記 まとめ