テシの合流後もしげる氏が一人でしゃべくり倒す騒がしい夜が明け朝になる。
飛行機は12時30過ぎ発のセブパシで、少し早いが10時過ぎにホテルを出てT3へと向かった。
カリボ空港もしくはカティクラン空港の選択肢があるボラカイではあるが、カリボ空港からカティクラン港へと向かう車移動を考えると、僕の中での選択肢は実質カティクラン空港一択である。
故に今回の行き先もカティクラン空港である。
が、帰りの便でこの小さな空港、カティクラン空港の手荷物検査のラインの少なさが、しげる氏に悲劇をもたらす事は当然知る由もないまま、車はT3へと到着。
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とりあえずチェックインを済ませ、レストランエリアへと朝食兼昼食に向かい、“フィリピーナとの旅行、初めて説”が浮上するほど、しげる氏のテンションは高い。
今日に合わせていつもはエアリズムな上の黒シャツを、しげる氏に教えて貰い始めて知ったブランド、“エド ハーディー”へとアップグレードしながらテシにちょっかいを出しおり、何とも微笑ましい光景を目の前で繰り広げる。
テシ最大の、いや唯一の武器である、バカボインだけはしげる氏に執拗なタッチからガードてしいるものの、恐らくこの流れなら、僕を含め大半の日本人男性は、
と思ってしまうだろう。
それほど昨日の夜からここまでは、はたから見る分にはいい雰囲気であった。
そんないちゃいちゃと言えばいちゃいちゃ、セクハラと言えばセクハラなしげる氏の至福の時間も搭乗時刻が迫り、国内線の搭乗エリアへと向かった。
が搭乗口に到着すると飛行機が遅延しており、人だかりが凄い事になっている。
するとここからここまで順調だったしげる氏とテシが段々と微妙な空気に変化をし始める。
アメとムチ、ツンとデレ、そんな言葉で現すならここまでテシはかなりのパワーを使ってアメとデレというごちそうをしげる氏に振る舞ってきた。
ただ全く搭乗を案内される雰囲気がない中、待ち疲れとイライラが徐々につのりはじめる。
が、空気読めない系ジジイのしげる氏は相変わらずテシにかまってちゃんで、相変わらずさっきまでのノリでテシに絡みをみせていた。
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だがフィリピーナの変わり身たるものは恐ろしいもので、先程までの甘い甘いはなりを潜め、
的に扱いが雑になり始めている。
当初それに気づいていなかったしげる氏も、段々とテシの変化に気づくとぼそっと、
…
しかも4Kだけしか渡さんのにめっちゃイキるやん。。。
そもそもテシへのお小遣い的な支払い額がシブい中で、それを「そんだけくれてやるねんぞ」的な言葉をぼそっと吐くしげる氏に、出会ってから107回目のドンびきをしながら二人のやり取りを見守る。
すると2時間以上に達し、もはやテシはクリスタルとしか話さない。
このこの時点でしげる氏の第一次イライラのピークへと達していたが、ようやく搭乗となりとりあえずしげる氏の雷が落ちる事はなく、飛行機へと乗り込んだ。
飛行機の中では遅延したお詫びなのか、吉野家の牛丼と水がくばられ1時間程で飛行機はカティクラン空港へと到着。
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しげる氏とテシの間に謎の緊張感が生まれているものの、すぐ近くのカティクラン港へと移動すると本来14時過ぎにはホテルに到着していた予定が、カティクラン港の時点ですでに16時になろうとしていた。
ボラカイへの船はバンカーボートと船の2つの選択肢があり、船の方が次の出発が早かったためにそちらを選んでチケットを購入し、船への乗り込みをターミナルで少し待つ。
ただこのターミナルではしげる氏とテシが話をする事はなく、空気の悪いまま船へと乗る。
船は他の人が乗り込むのを少し待って、カティクラン港を出発。
この船に乗っているのは僕たち4人とフィリピン人20人にも満たないほどの人であったが、そのフィリピン人の中に母親と子どもだろう2人連れが乗っていた。
ボラカイの港へは20分かからず到着するらしく、僕たちは客室に入って到着を待つ。
が、この船でもテシはしげる氏の横ではなく、クリスタルの横に座りしげる氏とは距離をとりながらボラカイを目指す。
すると先程のフィリピン人の子どもが客室の中でテンションが上がって楽しくなったのか、キャーキャーいいながらはしゃぎ始めた。
すると1〜2分、我慢していたしげる氏があったがテシとのこの状況がイラつきに拍車をかけているのは確実で突如、
と子どもに向かって怒鳴り超えを上げた。
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しげる氏に限らず“フィリピンで怒鳴り声あげてるヤツ、大体ジジイ”あるあるのど真ん中を実践するしげる氏に流石に客室にいた全員が「えっ??」となり、出会ってから108回目のドンびきをここでする事になった。
わずか20分足らずの船ではあるが、テシだけではなく客室の全ての人がどんよりした空気になりながら、船はボラカイへと到着した。
続きは次回。
TEAMあわよくばの本日の記事をお読みいただき、ありがとうございました。
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しげる先輩違うぞ
その怒りはピーナに向けろ笑
ベテランらしくカマされて胸を焦がせ
金髪さん、このフィリピン人の子どもは巻き込まれ事故もいい所です。
ただ、一瞬でしげる氏以外の周りの人間全てがドンびきした瞬間でした😂